猫ってなんで水を飲むのが苦手な子もいるのかにゃ?友達が水を全然飲まなくて心配なんだにゃ。
弟子よ、猫が水を飲むことが苦手なのは様々な理由があるにゃ。
例えば、猫は元々野生の習性から水分を摂取しづらいとされているにゃ。また、水の味や匂い、容器の形状などが合わないと飲むのを避けることもあるにゃ。
そうなんだにゃ、飲みやすい水を用意することも大事なんだね。でも、どうしたら飲みやすい水を提供できるかにゃ?
猫にとってもヒトにとっても重要な水分補給。 普段、猫に水道水を与えていたものの、そもそも水道水でも良いのか?それとも市販のミネラルウォーターや濾過した水が良いのか。ふと疑問に思いますよね?
本記事では、猫の飲み水について学んでいきましょう。
猫に水道水を飲ませてもいいの?
結論、猫に水道水を飲ませても大丈夫です。
水道水の心配要素として、雑菌の繁殖があります。しかし、日本の多くの地域の水道水は、消毒もされており清潔な水のため、ほとんど問題ありません。消毒成分の心配もあるかもしれませんが、健康に影響が出る濃度ではないため特別心配する必要はありません。
ちなみにウォータサーバーの水でも大丈夫なの?
ウォーターサーバーの水も問題ありません。
しかし、水の種類には注意が必要です。NGは「硬水」です。特に子猫や高齢の猫は腎機能が低いため、硬水に含まれているカリウムをろ過できない場合があります。猫にウォーターサーバーの水を与える場合は硬水ではなく中性の軟水を選ぶようにしましょう。
なんで硬水はダメなのか
硬水のようなミネラル成分が豊富な水は、猫の消化器官に大きな負担がかかります。消化器官に負担がかかることで新たに疾患を発症することもあります。例を挙げると、尿管結石はカルシウムなどのミネラル成分を排出しきれずに尿管内で結晶・結石を作り出してしまうことでかかりやすい病気です。他にも様々な疾患の原因となる恐れがあるため十分に注意しておきましょう。
猫の飲み水で他に注意すべき点は?
先程、水の種類に注意しましょうと説明しましたが他にも注意すべき点があります。
冷水はNG
猫には基本的に常温の水を与えるようにしましょう。ついつい暑い日はキンキンに冷えた水を飲んで欲しいと思いますが、猫は冷たい水を飲むと下痢や軟便になりやすくなります。
特に、ウォーターサーバーの水は常に冷やされていることもあるため注意が必要です。
水は常に衛生的に
いつでも飲めるようにと、つい水を出しっぱなしにしてしまいがちですが、埃や猫の毛などで汚れた水を飲むと、下痢や軟便の原因になります。特に、ウォーターサーバーの水は殺菌力の高い塩素が含まれていないため、水道水よりも雑菌や細菌が繁殖しやすく注意が必要です。
常に新鮮な水を飲んでもらえるように、こまめに水は交換しましょう。水入れの容器も洗って清潔を保ちましょう。
まとめ
猫の飲み水は、水道水でもウォーターサーバーでもどちらでも大丈夫です。しかし、水の種類や衛生面には十分に注意が必要となります。
今後は、猫の飲み水に関しても関心を高めていきましょう。