最近ぼくの毛並みが少しくしゃくしゃしてきた気がするにゃ。
ほう。猫の毛並みは健康状態や環境によって影響を受けることがあるにゃ。
毛並みがくしゃくしゃしてきたら、いくつかのポイントを確認してみるといいにゃ。
確認するポイントがあるにゃ?具体的にはどんなことを確認すればいいのかにゃ?
ヒトも猫も自分の毛並みは美しくありたい。
しかし、ストレスや栄養不足、体調不良など様々な要因で毛並みに悪影響を及ぼします。
特に猫は綺麗好きな生き物として名高い動物です。
毛繕いをすることで、自分をリラックスさせるかつ被毛を綺麗にできることを知っているからです。
つまり、猫の毛並みが悪くなっている場合には猫の不調のサインでもあります。
今回は猫の毛並みで健康チェックが出来るようにしていきましょう。
そもそも不調な場合の毛並みってどんな毛並みなのか
不調な場合、以下のような毛の症状が現れます。
- 何となくボサボサとした感じや元のサラサラした手触りからは程遠くなっている
- 体内にベタつきがあって、毛並みに艶がない状態
- 毛並みの向きが揃ってない
- 毛色に、色褪せや退色がある
- 巻き毛になっている
- 異常に抜け毛が多い
これだけではないですが、まずは大きくこれらのポイントを観察していきましょう。
毛並みが悪くなる原因とは
毛並みに影響するものとして、いくつか原因要素があります。
どのような原因があるか見ていきましょう。
食事のバランスが偏っている
健康な被毛をつくるには、十分なタンパク質と必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸)のバランスの良い摂取が不可欠となります。栄養が不足していたり、栄養バランスが偏っていたりすると、毛並みに悪影響を及ぼします。
食事に関しては、老化による食欲不振や寄生虫感染による栄養不足など他要因も考えられます。
消化器系の病気
慢性胃腸炎や巨大結腸症などの消化器系の病気で、食欲不振や嘔吐、下痢、便秘などが長期にわたって続くと、十分な栄養を摂取できずに毛づやの悪化を招きます。
腎臓系の病気
猫は腎臓系の病気にかかりやすいと言われています。血液をろ過する働きをする糸球体に炎症が起きる糸球体腎炎や、高齢の猫だと慢性腎臓病などになり、多飲多尿、嘔吐、下痢などの症状が見られ、毛並みも悪くなります。これらの症状から脱水を起こすこともあり、しばしば毛割れも見られます。
内分泌系の病気
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、高齢の猫がよくかかります。興奮状態が続くため一見元気そうに見えるため気付きにくいです。しかし、食欲旺盛にもかかわらず痩せてきたり、多飲多尿、嘔吐、下痢のほか、脱毛や毛づやの悪化などの症状が出てきます。
【まとめ】猫の毛並みでチェックすべき項目
以下は、猫の毛並みを見てチェックするべきポイントです。
毛の色
毛色が輝いているか、明るく鮮やかな色合いであるか、一様であるかどうかを確認してください。色あせや退色がある場合は、健康状態に異常がある可能性があります。
光沢
健康な猫は光沢のある毛並みを持ちます。毛並みがつややかであることは、栄養バランスが取れている証拠です。もし毛並みにツヤがない場合は、食事内容を見直す必要があります。
巻き毛
毛並みが変化している場合は、健康状態に問題がある可能性があります。特に、巻き毛ができる場合は、皮膚病やアレルギーの兆候であることがあります。
抜け毛
猫は毛が抜けることがありますが、異常に多く抜けている場合は、皮膚病やストレスなどの病気が考えられます。また、毛玉ができる場合もありますので、適切なブラッシングを行ってください。
以上が、猫の毛並みで健康チェックをするためのポイントです。毎日の世話の中で、これらのポイントをチェックして、いつまでも健康な猫でいられるようにサポートしましょう。